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2007/07/18
活動は分かっているようですが、友達同士でかかわれない。

執筆者: musashi (4:50 pm)
集団場面で自分の行うことが分かり進んで参加しようとします。周りの子たちがすることにも関心を示して、よく見ていたり、声をかけようとする様子も見られます。意識はしているようですが、うまく関われません。いきなり近づいて、強引に相手の体を引っ張ろうとしたり、大きな声で命令口調で話します。

友達同士でかかわって、活動することが苦手な子は多いです。これも支援する目標です。

1)まず、場面の状況、時間の流れ、活動内容を分かって、それに即した行動がとれることです。支援ツールを準備して、環境を構造化することで、現在の活動が分かり、その活動の中で、自分の役割・ふるまい方を理解して、環境の中の手がかり、あるいは大人の手がかりに応じて行動することを身につけましょう。
 環境の中の手がかりに応じて、ふるまうことができれば、活動の中から大きくはみ出すことは少なくなるでしょう。

2)次に、相手に話しかけること、皆の前で発表することを身につけましょう。話し手・発表行動の形成です。
 まず、相手の注意を引き、相手の応答に合わせることです。声をかける(「ねえ、ちょっと」「すみません」「みなさん、聞いて」「いいですか」など)、指さしや手を振るなどの身ぶりを使う、ハイタッチのように手を合わせるなどです。確実に相手の注意を引いてから、話すことを身につけましょう。それから、相手に向かって話しかけ、発表するのです。

3)さらに、聞き手として、話し手の行動に注意して、それに合わせて応答することを身につけましょう。聞き手・応答行動の形成です。
 実は、これが大切です。友達同士でかかわれない場合の多くに、相手に対する聞き手行動が欠けていることが多いからです。友達同士がかかわれるかは、相手に対する聞き手の行動をとれるかなのです。
 まず、話し手の呼びかけ・注意を引く行動に合わせて応答することです。声で答える(「なあに」「なんですか」「はあい」「いいですよ」など)、指さしの方を見る、同じ身ぶりを返す、ハイタッチで手を合わせ返すなどです。それから、相手の話しや発表の内容に対して応答します。声で応答する(「いいね」「すごい」「やったね」「なるほど」など)、うなづく、OKの身ぶりをする、OKサインの手がかりツールを相手に示す、拍手をするなどです。

4)それから、聞き手が、いくつかの応答パタンで答えるようにします。相手がいつも思ったとおりに応対してくれるとは限りません。同じやりとりばかりしていると、相手がいつも決まった応答をするものだと決めてしまう子がいます。相手が自分の予想とは異なる反応をすると、かかわりを止めてしまったり、怒り出す子さえいます。聞き手(相手)の方も、いつも決まった答え方をしなくてはいけないと思い込み、異なった応対の仕方ができないことがあります。本当な嫌なのに「いいよ」と答えてしまう子もいます。
 話し手、聞き手の双方に、答え方を変えた対応を練習することは必要です。徐々に、いろいろな応答パターンを練習して慣れましょう。例えば、「いいよ」「すごい」「OK」から、「まあまあ」「もう少しだね」、「ちょっと待ってて」、「おもしろくないよ」「嫌だよ」「No!」などです。もっと積極的な反応をしたらどうしますか?「ぼくがするよ」「このやり方でしようよ」「こっちのほうがいいな」「あそこでしよう」などです。

5)話し手、聞き手の行動がとれて、かかわりが少しでも成り立つようになってきたら、友達とのかかわり方に目標を持たせましょう。「友達と○○をしてゲームをする」「みんなで課題に集中する」「次にすることを気にする」「ルールや順番を守って楽しむ」「静かに歩いて移動する」等々。
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