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2008/08/18
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がまんと誤学習の取り違い
カテゴリ: 社会性・ソーシャルスキル :
執筆者: musashi (6:10 pm)
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これまで小さいから仕方ないと思ってきたのですが、学校にあがって大きくなってきたので、そろそろガマンすることを覚えさせようと思うのですが... 小さいうちは、まだ幼いからと許されていたことが、大きくなったのだから、わがままを言わせずに、ガマンするようにすべきだという話しをよく聞きます。これは果たして、ガマンの問題なのでしょうか? 多くの行動パターンは長い時間と経験の繰り返して身につけます。大きくなったので、もう許されないといっても、長い時間をかけて身につけてしまった行動パターンにはかわりありません。一度身につけた行動の修正はたやすいことではないのです。それを、ガマンの問題で論じるのはおかしいことです。 むしろ、誤って身につけてしまった誤学習の修正として捉えることが必要でしょう。 誤学習の修正には、修正により生じる感情の乱れや不安への対応と、問題となっている行動の阻止と消去、代わりとなる行動の形成と定着が含まれます。 まず、本人に行動の修正に取り組むことを知らせなくてはなりません。それが何を目的にしているのか、その結果に見通しがもてることが大切です。スケジュールやソーシャルストーリーのような支援ツールを普段から使い、本人が理解し納得して、いろいろな変更に対応できるようになっていることが大切です。 さらに、感情の乱れや不安に備える手立てが必要です。人や物に当たったり、自分の向けたりしないように、落ち着きを取り戻し、自分で気分を変える方法を前もっていくつも考えておきましょう。 その上で、問題となる行動の阻止と消去をはかります。問題となる行動を行おうとしたら、その行動を行うことができないことを伝えて、ブロックします。また、その行動を行うことによって得ていた結果を得られないようにします。こうした行動の阻止と消去を行うと、一時的に行動が頻発し、他の情動的な行動が派生したりします。このときに、周囲が根負けして、問題となる行動を許してしまったら、ごねさえすれば、思い通りになるというパターンを身につけてしまいます。ですから、阻止と消去に、周囲が十分に耐えられるように覚悟を決めておくことです。 さらに、代わりとなる行動を形成し定着をはかります。代わりとなる行動が十分に形成されていることが大切です。代わりとなる行動を行えば、本来の目的に到達でき、よい結果が得られることを分かることです。そのために、代わりとなる行動は、なるべく簡単で行いやすものであることが大切です。定着をはかるために、周囲が援助したり、賞賛することを忘れないことです。 |
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